新しい世界に飛び込むには、勇気がいるもの。そこで農業界で活躍する先輩たちにインタビュー。農業を選んだ理由や就農ステップ、今の暮らしや苦労した点などをお聞きしました。先輩たちの生き方を参考に自分らしい農業をスタートしよう。

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【水田さんの就農ステップ】
デザイン専門学校卒→携帯ショップスタッフ→同ショップ店長→農業ボランティア→農業学校・研修→西阪農園入社(正社員)

農業を仕事にしようと思ったきっかけは、40歳を目前に自分の生き方に疑問をもったこと

農業へのきっかけは
もともと山登りが好きだったので、自然の風景は私にとって身近なものでした。出身は岡山ですが、高校卒業以来、大阪で暮らしています。農業の前は携帯ショップの店長をしていましたが、40代が迫ってきたときに、あと20年先、今のままでいいのか─、自分の生き方に疑問をもち「転職しよう」と思い立ちました。

自分の生き方とは?
携帯ショップの仕事は、アルバイトからなんとなく始めた仕事でした。誰のせいでもなく、自分がそうしたので言い訳はできないのですが、仕事とプライベートを分ける生活とか、60歳になったら「定年」で第二の人生を楽しむ…とか、やっぱり自分の望む生き方ではない。せっかく責任ある立場でお仕事させていただいたのですが…人生の折り返しともいえる年齢を前に、「ライフスタイルと仕事がリンクする生き方をしたい…」と強く思うようになりました。

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就農への一歩は?
実は山が好きだったので、最初は「林業」と思ったのですが、農業以上に危険で体力がいる仕事だとわかりました。そこで別の方向性を考え、その際たまたま目にした農業人フェアに参加したことをきっかけに、農業に関心を持つようになりました。まずは働きながら農業ボランティアなどに参加して、働きながら農業関係の情報収集をしました。農業ボランティアは、農業を始めて2~3年の方の農場でのお手伝いだったので、自分にとって身近な就農モデルとなりました。将来的に独立就農することに憧れがあるので、この経験は大きかったですね。大規模な農業法人に研修に行っていたら、農業への印象はまったく変わっていたかもしれません。ここで自分と同じように就農を目指す人にも出会い、より情報が集まるようになりました。

【水田さんのはじめの第一歩】
林業フェアに参加→農業関連フェアに参加→インターンに行きたいが仕事が休めず、大阪郊外の農業ボランティアに参加→農業を志す仲間との出会い→農業学校へ

 

農業法人への就職が決まりかけて頓挫…
大阪に舞い戻って、本格的に農業人生をスタート

農業学校にも通ったそうですが、いかがでしたか
春に退職してから、本格的に学びたいと奈良の農業学校に入学しました。独立就農するにしても、まずは基本となる知識を学ぶ必要があると感じたからです。農業生産法人が母体となって運営する公共職業訓練学校だったので学費の心配もなく、その半年は脇目も振らず、農業、野菜作りの勉強に専念しました。卒業後は奈良の農業法人で研修して…と順調な毎日だったのですが…。そのまま独立就農する予定で、そのための準備もしていましたが、不意にその話が頓挫し、またも大阪へ舞い戻りました。

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「水田さんのいいところは熱意があること」と話す農園主の西阪農園さん

それは残念ですね…。それで大阪で本格的な就農人生がスタートしたんですね。
最初に農業ボランティアに行った農園さんのご縁で、今の西阪農園(貝塚市)で就職できることになりました。江戸時代から続く農家です。メインの商品は菊菜。テレビなどにも取り上げられたこともある自慢の品です。実はボランティアに行っていた頃にもお手伝いしたことがあったので、雰囲気も知っているし安心でした。現在は、近所に家を借りて農場に出勤です。社長は20代後半で行動力のある方です。地元でマルシェを開いたり、新しいことをどんどん取り入れていくスタイルで刺激になります。

就農して感じること。これから農業を目指す方にメッセージをお願いします
就職してまだ半年足らず。今は露地からハウスまで、収穫から袋詰めなど生産から出荷まで一通り携わらせてもらっています。まだまだ修行が必要です。

就農といっても、まだまだひよっこの私ですが、農業に関わるいろんな人に出会って人生が変わっていきました。農業はネットワークが活きる業界。同じ志をもつたくさんの人に出会い、先輩の話に耳を傾けて、ネットワークを広げていけば、きっと大きな力になると思います。農業って1人でやっていくことはできませんので、出会いを大切にしてできるだけ沢山の方とつながり「支え合える」「助け合える」関係性を築いていってくださいね。

もし迷っている方やどうすればいいか分からない方は、ぜひ体験がてら、西坂農園にお越しください。農業はまだまだ語れませんが、就農へのステップや方向性なら自らの体験をもとに詳しくお話しさせていただきますよ。

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■水田さんからのメッセージ■
同じ志をもつ人と積極的につながろう

■取材・撮影協力/西阪農園
〒 5970105
大阪府貝塚市三ツ松1145
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