今年もユニークな農家の取り組みを発表「キング オブ ソバージュ2016」
全国各地に拡がりつつあるトマトのソバージュ栽培。ソバージュ栽培とは、極力人間の手を加えずに、野菜本来の自然な姿で野性的に育てる栽培法のことです。
11月25日(金)に、このソバージュ栽培の活用コンテスト「King of Sauvage(キング オブ ソバージュ)2016」(主催/アグリテイメント協会)が、レストラン「GIORONE(ジョルオーネ)」(神戸市)で開催されます。
今までのトマト栽培の常識を覆す、露地・省力化・低コストで栽培できる話題のトマトを使い、栽培はもとより、地域活性やメニュー開発、事業コラボなど、どのように活用したかまでを競います。
誰でも来場OKなので、お時間のある方はぜひ。今年は一般の来場者を対象に、トマトの食べ比べ「カラフルトマトフェス」も開催しますよ。
露地栽培で収量アップも望める注目のソバージュ栽培
今年で2回目の開催となるソバージュ栽培活用コンテスト「King of Sauvage(キング オブ ソバージュ)」。
昨年、初代チャンピオンに輝いたのは、兵庫県の鎌塚農園さん。
園主の鎌塚忠義さん(画像下)は、昨年を振り返り「今年1年は、自分の栽培だけでなくソバージュ栽培が広がってほしいなという思いをもって取り組んできました。
コンテストをきっかけに、関東にある大学の農業研究者の方々と出会い、僕にとって貴重な一年となりました」とコメント。
鎌塚農園さんは、今年も参戦予定。今回は東日本からの参戦もあるので、大いに刺激を受けたいと期待の言葉を寄せてくれました。
エントリーする農家さんが使っている苗は、「マウロの地中海トマト」シリーズの中の、シシリアンルージュ「美肌トマト3姉妹」で、トマトには珍しく露地栽培で豊富な収穫量が望め、手をかけずともガツガツ育つ品種です。
省力化、低コストにもつながり、しかも加熱して旨みがアップするので、加工や調理用として注目されています。
さて今年のキング オブ ソバージュの栄冠は誰の手に
さて今年は誰が王者に輝くのでしょうか。
夏の猛暑、秋の長雨が続き、悪天候に見舞われた今シーズン、「美肌トマト3姉妹」を使って、一番オモシロイことを行った農家さんを、来場者みんなで決定しましょう。
収穫体験で地域おこし、飲食店とのコラボで新企画など、どんなユニークなアイディアが発表されるのか、エントリーする農家さんのプレゼン発表、質疑応答も見どころのひとつです。(要予約)。
主催者のアグリテイメント協会の永田裕さん(パイオニアエコサイエンス株式会社西日本営業所所長)は、「2回目となる今年は、関西だけではなく東京、長野、福岡からもエントリーいただき、取り組み内容もさらにグレードアップしてきました。
どんな話が飛び出すかは、正直なところ私が一番楽しみにしています。
トマトのソバージュ栽培は、幼稚園や小学校では食育、高校生は料理コンテスト、大人は収穫体験、料理人は食材や加工品。
もちろん家庭菜園でも楽しめるアイデアもいろいろあるので、生産者の方はもちろん、一般の方もぜひ見に来てください。」と抱負を語ってくれました。
当日は、科学的な有機栽培~BLOF理論(※)で知られる小祝政明氏の特別講演や、トマトの食べ比べなど楽しい催しも予定しているので、食に関心のある一般の方々の参加も大歓迎ですよ。
※Bio Logical Farming=生態系調和型農業理論
■「King of Sauvage(キング・オブ・ソバージュ) 2016」
日時/2016年11月25日(金)
会場/GIORONE(ジョルオーネ)
神戸市中央区京町68-2 2F
参加費/3000円(農業関係者は要予約)
※交流会参加の場合は、参加費8000円
【当日のスケジュール】
12:30~ 受付
13:00~ オープニング
13:20~ 決勝プレゼンテーション
15:00~ 特別講演/一般社団法人 日本有機農業普及協会 理事長 小祝政明氏
16:00~ パネルディスカッション~ パイオニアグランドスラムと新しい農業のカタチ ~
17:30~ 青果業者・資材関連業者マッチングタイム&カラフルトマトフェス
19:00~ 決勝結果発表・表彰式
20:00~ 交流会(希望者のみ)
【予約・問い合わせ】
パイオニアエコサイエンス株式会社西日本事業所 園芸種子部 永田
TEL090-4097-9934
nagata@aaaphj.co.jp