農業で生きていくかどうかは、
研究テーマの結論が出たときに、決める

れいほく地方の行政のサポート、農家との結びつきに驚く

私はこのインターンシップに参加した理由は2つあります。1つは大学のゼミで地域振興と農業をビジネスの視点から研究していること、2つは将来的な仕事として、農業も良いんじゃないかなと考えていることです。10日間の研修も、研究テーマを深める糸口がここにあるのではないか、いう意識をもって日々作業を行いました。

印象的だったのは、れいほく地方は山間部で農業を行うには大変な土地なのに、新規就農者が多くいらっしゃることです。その理由は行政のサポートが充実しているからだと私は感じました。研修中も行政の活動について、農業関係の方が話しておられるのを何度も耳にしました。行政と農家がしっかり結びつき、一緒に農業の振興や、新規就農を考える人へのサポート体制の構築に取り組んでいる様子を伺い知ることができました。
高い危機意識を持ち、現状に先手を打って対応するれいほく地方の行政、農家の力を感じられた研修でした。

農業ビズネスの問題を肌身で感じる

農業と地域振興をテーマに研究を進めていくなかで、私は生活の根幹を支える農業こそ「儲かるべき仕事」だと考えるようになりました。しかし、やはり農業をビジネスにするには甘くはない、と今回の研修で実感。農作業はとても手間がかかるので多くの労働力が必要です。しかし、その分の人件費も高くなり、作物の単価も上げざるを得ません。
また、1人でさまざまな作業、業務を行う小さな農家よりも、農業法人として会社を大きくし、栽培、販売、経理などそれぞれのエキスパートを設けたほうが効率は良くなっていきます。しかし、そうなってしまうと効率的に大量生産された安価な野菜ばかりが市場を支配してしまう、と私は考えます。

今回の研修のなかで、「大きな農業法人と小さな農家の共生」や、「効率化した農作物生産の光と影」といった、研究テーマのなかで重要な課題を見つけることができました。
課題に対する自分なりの結論は、ゼミの研究や農業関係のアルバイトを通して考えていこうと思っています。また、納得のいく結論が出せたとき、農業で生きていくかどうか、決断するつもりでいます。

 

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