食材がどのように栽培されるのか、
栄養を学ぶ者として知りたかった。

第9期/山本さん2

農業の現場を知るため、インターンシップに参加。
トマトにはあまり水が必要ないことに驚いた。

私は現在、大学で植物の栄養について学んでいます。必要な栄養をどんな食材で摂り、調理するのか学んでいます。しかし食材自体については、あまり学ぶ機会がありません。食の安全について注目が集まる中、栄養学を専攻する私が、食材がどこでどのように栽培されているか知らずにいることはおかしいのではないかと感じました。また、そのような栄養士が人に納得がいき、心に響く説明はできないように思い、農業の現場を知るため今回の農業インターンシップに参加しました。

研修で実際に農地を見たり、農作物の収穫、袋詰めを体験することができました。私はインターンシップの前、家庭菜園でミニトマトを育てていましたが、肥料と水をやっていただけでした。
なので、研修中にトマトはもとも南米の作物で、四方に張った根っこから水を吸うので、2回行うだけよい、と知ったときは驚きました。作物には水が大切だと思ってていましたが、作物にもそれぞれの個性があり、原産国や作物となじみの深い国の気候などを知る必要だと感じました。

第9期/山本さん3

廃棄される食料、食べられるために生まれる「命」を考える

印象的だったのは、野菜の袋詰めで、少しでも虫食いや形が悪いものは市場に出せないものとして、廃棄されることでした。研修中に鑑賞したドキュメンタリー映画『ありあまるごちそう』でも取り上げられていたように、本来食べることができるのに、大量の食べ残しや消費期限切れのため、処分される食料は本当にもったいなく感じました。
また、映画では鶏肉用のニワトリが卵から孵化し、雛からニワトリ、として処理場へと運ばれる様子も写されており、あらためのて食べられるために生まれてきた「命」について考えさせられました。

この研修を終えたあとは、今回で学んだことを生かして、今度は冬用の家庭菜園をしたいと思います。そしてゆくゆくは田舎で暮らし、畑を作物を育て、いちじくの木を植え、時間を気にせず暮らしていきたいと考えています。野菜を持ち寄って料理を地域の人々とともにつくったり、教室を開いたり、イベントをはじめて、地域交流の場も作っていきたいと思います。

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