今回の田舎の住まい情報は、京都府京丹波町にズームイン。町では、加速する人口減少や少子高齢化に対して、先人が大切に守ってきた地域の財産を最大限に活かす創生戦略を打ち出しています。町の財産とは?―。移住対策とあわせて京丹波町役場・地域支援室の田中さんに伺いました。

河岸段丘

河岸段丘に残る里山風景

日本の原風景が残る町に自動車道が開通

京都府の中部に位置する、京丹波町。高山植物の宝庫といわれる長老ヶ岳など山々に囲まれた丹波高原にあって、町域の83%を森林が占めています。また、和知地区では、由良川・桂川水系の分水嶺によって形成された河岸段丘には、日本の原風景ともいうべき里山が残っています

京丹波町_地図

京都市内まで、電車・車とも一時間弱のアクセス。

京丹波町の基幹産業は農林業。高原特有の気候風土が育んだ、丹波松茸、丹波栗、丹波黒大豆など全国に知られる丹波ブランドを生み出しています。

2015年7月、京都縦貫自動車道が全線開通。大阪方面へ直結して便利になった反面、通過点になってしまうことも懸念されていましたが、丹波PAに併設された道の駅「京丹波味夢の里」は連日大盛況となっています。京都縦貫道からも一般道からもアクセスできる道の駅で、京丹波の食と魅力を味わってみませんか?

林業と農業のあわせ技で循環型農業を。さらに、町全体を循環させる地元力。

京丹波町の先人が守ってきた財産とは、「森林」「食」「子育て力」「地元力」。新しいものを求めなくても、地域にある資産を活用すれば地域を創生できる。「昔ながらのコミュニティーを大事にして、おすそ分け文化が残る町。人の力が原動力になるはず」とは、田中さん。キャッチフレーズは『Food&Wood』。町の取り組みは次のとおり。

長老ヶ岳

その1 「ぬく森のイス」プロジェクトで森林を身近に

友好都市であり、町の約9割が森林という北海道の下川町の取り組みをヒントに、まずは町民に森林を身近に感じてもらいたいと「ぬく森のイス」プロジェクトをスタート。地元の資材で作られたイスを、2014年4月1日以降に生まれた子ども全員に贈られているそうです。「生れたときから木のぬくもりを感じながら成長し、京丹波町の豊かな自然や文化を大切にする大人に育ってほしい」。そんな願いが込められています。

ぬく森のイス

その2 京丹波町最大級のイベント「京丹波町食の祭典」

町の最大の魅力である「食」をテーマにした「食の祭典」。町中の農家や飲食店が全て集まったのではと思うほどの屋台が並ぶ。丹波黒豆や丹波栗をはじめ京丹波の味を発信するために、行政も、高校生も、地元民が連携して年一回のお祭りを作り上げています。

会場は、四季の移ろいを楽しめる広大な丹波自然運動公園。「食」以外にも、野外ステージでは和知太鼓の演奏など伝統芸能も。毎年知名度が上がっていて、今年は町の人口に匹敵する1万5千人が集まったそうです。京丹波の食と文化と自然に触れる一日体験。来年はご家族で訪れてみませんか?

京丹波 食の祭典

京丹波町食の祭典

京丹波の味が集う「京丹波町食の祭典」

その3 「瑞穂マスターズ農園」で農業を知り、職にする!

瑞穂マスターズ農園は、町が開設する貸し農園。1区画50㎡の広々区画で年間20,000円。地元農家さんによる丹波の黒豆栽培講習会を開催したり、営農相談にも応じてくれるそう。週末に菜園ライフを楽しむ人から、就農を考えている人まで、幅広く農業を体験できる場です。

収穫した野菜を隣接する直売所で販売できたり、農園利用1年後には、就農希望者に農地を紹介してもらえる制度も。農業を始めたいと漠然と思っている人は問い合わせてみては?

瑞穂マスターズ農園

瑞穂マスターズ農園

瑞穂マスターズ農園での収穫風景

その4 いなかで子育てを知るランチ会

京丹波町は京都府のなかでも子育て支援の制度が充実している自治体だそう。『いなかで子育てをしたい!』と考えている人には、南丹市・京丹波町が共同開催のランチ会がおすすめ。自然が身近にある田舎の暮らしを疑似体験できますよ。これまで3回行われ、ここならと実際に移住されたご家族もいらっしゃいます。田園風景を眺めながら親子でランチを食べて、地元の先輩ママたちに不安に思っていることを相談してみませんか?

第4回「いなかで子育てを知るランチ会」
■日時:2016年 2月13日(土) 10:30~15:00 ※京都駅までバスで送迎付き
■問い合わせ:京都移住計画 京都移住コンシェルジュ

その5 起業セミナーを今年から開催

若い世代が求める仕事の創出も重要。 起業家を支援する ことにより、若者が地域で活躍できることを目指す政策が始まっています。 UJIターンなど移住を考えている方にも参加できる、起業セミナーを今年から開催。「田園風景と伝統芸能が残る町・京丹波町は、農林業だけでなく、アートなど芸術に携わる人にとっても、魅力ある町だと思うんですよ」と田中さん。若い感性で、地域の資源を活用する起業家が増えることを期待しているそうです。

京丹波町起業セミナーのご案内

京丹波町の空き家バンクから物件をピックアップ!

京丹波町空き家バンク制度が始まったのは2008年。以来、ホームページなどを通じて情報を提供し、町内の賃借もしくは売買を希望する所有者と、利用希望者のマッチングを行ってきました。府外から移住された方からも好評で、すでに20軒の利用実績があります。
※町は交渉・契約については直接関与しません。

京丹波町空き家バンク

PICK UP その1 なが~い広縁で昼寝がしてみたかった♪

5DKに長い広縁がついたゆったりした間取りで、理想の田舎住まいを実現できそう。賃貸物件なので、まずはお試し移住もあり。自然環境を満喫しながら、家庭菜園から始めてみませんか?
水周りは現代風にリフォーム済。すぐに住んでいただけますよ。

物件1 外観

 

物件1 内観

■物件情報
賃貸価格:5万円/月
構造:木造平屋建  建築時期不詳
延べ床面積:123.8㎡(37.4坪)
設備:電気/有 飲用水/上水道
ガス/プロパンガス
風呂、トイレ/小型浄化槽
駐車スペース:あり

PICK UP その2 田の字型の間取りは使い方も自由自在!

農家の特徴的ないわゆる田の字型の間取り。個室としても、障子を外して大部屋としても。週末には仲間を集めて宴会をしたくなりますね。もちろん、騒いでも周囲に気兼ねなしのゆったりした敷地です!内装もきれいにリフォーム済で、すぐに住んでいただけます。

物件2 外観

物件2 内観

物件2 間取り

■物件情報
売買価格:350万円
構造:木造平屋建 築130年建築
土地面積:310.74㎡(94.2坪)
延べ床面積:86.94㎡(26.3坪)
設備:電気/有 飲用水/上水道
ガス/プロパンガス
風呂、トイレ/小型浄化槽
駐車スペース:あり

※掲載している物件はいずれも2015年11月末時点での情報です。
※上記は京丹波町の参考物件として掲載しています。
※物件への問い合わせは、京丹波町役場 農林振興課まで。
電話: 0771-82-3808  FAX: 0771-82-2700

【移住の相談】
京丹波町役場 地域支援室
TEL.0771-82-3801
FAX.0771-82-2500
http://www.town.kyotamba.kyoto.jp/

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