基本を知って準備万端に

農業体験や、インターンシップ、研修に参加する方の中には、本格的な農作業ははじめて、経験が浅い、という人もいるのではないでしょうか。今回はそんなビギナーの方に向けて、農場での基本的なマナーをご紹介します。

 

マガジン/農場マナー1

 

農場マナー、3つのポイント

①農場は家そのもの

農場はその農園の財産であり、家そのものです。園主やスタッフではない人が準備もないまま農場に入ると、思わぬ影響が出ることも。例えば、作物の天敵アブラムシは多く場合、人の服を介して田畑に侵入します。それを防ぐためにも、農業体験、研修で指定されている農場以外は、園主の許可なく入ることを控えましょう。作業着もできるだけ清潔なものを心がけて。普段着から洗濯した作業着に着がえるのも害虫の侵入を防ぐ有効な手です。

また、園主やスタッフの方と一緒であっても、立ち入る際はその方の家にお伺いするような、襟を正した気持ちで。事前にどこまで入っていいのか、何に触ってもいいのか確認すると、体験者、農家さんお互いがより円滑に農作業を行えます。

畑澤さん農作業1

②田畑は繊細。注意を怠らずに

農家さんは作物が元気に成長するよう、田畑を毎日丹念に整備しています。農場を案内していただくときには、案内する方の後ろを歩くようにしましょう。ビギナーにとっては道と畑の違いが見分けずらいもの。農園の方を模範にして。

作業中も大切な田畑を傷つけないよう、心がけましょう。畑の畝(うね)は、野菜が育つ場所。不用意に踏むと土が崩れたり、野菜の茎や根が痛んでしまいます。草木もむやみに抜かないように。田畑の雑草をあえて抜かない農家さんもあり、それぞれ雑草の扱いも違います。
特に親子連れで農業体験を行う場合は、お子さんが畝を踏んだり、畑の草や野菜の葉を取らないよう、十分に注意を払いましょう。

写真の撮影、掲載も園主の許可を取ることを忘れずに。SNSなどに投稿にする場合も、同様です。

②ビニールハウスの扉は「開けたら、閉める」

農家さんの中には、田畑のほかに、ビニールハウスも保有している方もいます。ハウスに出入りするときは扉を閉めましょう。開いたままだと温湿度の変化を招いたり、虫が侵入してしまう原因になります。加えて、受粉のために蜂をハウス内に放っているビニールハウスもあり、開けっ放しだと貴重な蜂が逃げてしまいます。ハウスの扉は「開けたら、閉める」が鉄則です。

マガジン/農業マナー2

大切なのは、「誠実な態度」
積極的な姿勢とともに充実の体験、研修を

何事も慣れないことには不安がつきもの。わからないことがあれば、遠慮せず農園の方に尋ねてみましょう。コミュニケーションのきっかけになるかも。

農場マナーは、人にも農場にも、「誠実な態度」を心がけることが大切。
そして、農業を体験したい、学びたい、という積極的な気持ちも忘れずに。
誠実さと積極的な姿勢を心がけ、農業体験、研修も実りのあるものにしましょう。

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