蔵の街として知られる栃木県栃木市。江戸から明治にかけて建てられた蔵や、大正時代の洋館が数多く残っているだけでなく、美しい街並みを守るために行政と民間が協力している取り組みが評価され、2011年に「美しいまちなみ大賞」(「都市景観の日」実行委員会主催)を受賞しています。栃木市の魅力と移住対策について、栃木市役所・総合政策部地域まちづくり課の山本さんにお話を伺いました。

大平山からの眺望

大平山からの眺望。関東平野越しに富士山の姿も。

 

栃木市とは?

栃木県の南端に位置する栃木市は人口約163,500人の県内第3の町です。2012年ラムサール条約にも登録された国内最大の貯水量を誇る渡良瀬遊水地が県南のシンボル的なスポットとなっています。栃木市は、江戸時代の初期より市内中心部を流れる巴波川(うずまがわ)により江戸との舟運によって開けたまち。江戸への物資の集散地として、日光例幣使道の宿場町として栄えてきました。

現在、商業拠点は郊外へと移っていますが、当時の佇まいを今に残す嘉右衛門町周辺は、東京からのアクセスは電車でも車でも1時間と非常に便利。2012年に重要伝統的建造物群保存地区に指定されて以降、注目の観光地としてにぎわいをみせています。

栃木市マップ

都内から特急または車利用で約1時間の距離にある

 

その1 蔵のたたずまいが魅力。一度訪れたら住んでみたくなる町

街並みが観光の起爆剤になった栃木市ですが、ここを訪れた観光客から「訪れてみたら、居心地がよいまちだった」「美しいまちなみとあったかい人の魅力に触れて、住んでみたくなった」という声も多く、移住につながる例も少なくないそうです。通りには古民家をリノベーションしたカフェや雑貨屋も増えているので、移住先を探す人もまずは観光気分で訪れてみてはいかが。

栃木市は東京からも近いので、仕事や暮らしのバランスをとりながら新しい生活をスタートさせる人も多いようですよ。お金を出しても手に入らない風情のある建物がたくさん残っているので、東京ではかなえられないロケーションで、オシャレなお店を格安で持つこともできそうです。

巴波川

巴波川沿いに蔵造りの建物が並ぶ幸来橋周辺

栃木市では、移住・定住促進対策の取り組みを強化するため、2015年に住宅課を発足し、「まちなか定住促進住宅新築等補助制度」をスタート。住宅を新築・購入する際、補助金が受けられる制度で、2015年度に開始以来、市内外から61件の申請が。東京都や茨城県の在住者からもあるそうで、定住だけでなく移住の推進にもなっています。住まい探しには、市の空き家バンク「 あったか住まいるバンク」の利用を。成約すればリフォーム費用の補助制度を利用することもできますよ。
まちなか定住促進住宅新築等補助制度(栃木市のサイト)
空き家バンク「あったか住まいるバンク」

秋祭り

蔵の街大通りで絢爛豪華な山車が巡行する秋祭り。

その2 栃木Cityを愛してやまない「トチギーノ」って?

栃木市では、IJUターンを希望する若者を増やしたいと、2015年に市の魅力を発信する栃木市きゅん活プロジェクト「憧れのトチギーノ」を立ち上げました。“トチギーノ”とは、栃木市を満喫しながら、自分らしく豊かな人生を送る人たちのこと。プロジェクトでは、移住サポートのほか婚活イベントの開催、栃木市で魅力的な活動をされている方を紹介するなど多彩な情報を紹介しています。

昨秋には、首都圏の女性×市内の男性の婚活イベントを市内で開催し、男性48人、女性50人の方が参加しました。今年2月20日(土)には、栃木市に縁のある方、移住、観光で栃木市に興味を持っている20~45歳までの男女を対象にした「憧れのトチギーノ 大同窓会」を東京で開催予定。興味のある方は、ぜひチェックを。
■詳細は「憧れのトチギーノ」公式サイト

渡良瀬遊水地

2012年7月、ラムサール条約に登録された渡良瀬遊水地。

その3 フルーツ王国・栃木!果樹栽培がしたい人にもうってつけの土地。

豊かな河川と広大な平坦地に恵まれた栃木市は、農家戸数が約6,500戸と栃木県内1位。日光連山からの湧水が流れる思川などが豊かな米、野菜を育てます。江戸時代から江戸前寿司のとして重宝されたブランド米「桜おとめ」、ビール麦、トマト、ナスなどの野菜のほか、冬の日照時間が長い地域性からハウスを活用した果物の生産も盛んです。特に全国的にも有名なフルーツが、「とちおとめ」。鮮やかな赤色で大きく甘い苺は有名です。また明治時代からぶどうが栽培されており、太平山南山麓では約80戸の農家が“ぶどう団地”を形成し、北関東最大の観光農園になっています。もぎたてのフルーツを求めて、関東一円から多くの観光客が集まるのだとか。

農業が盛んな栃木市では、「新規就農サポート制度」として農業を始める際に必要な資材や機器などの費用について補助が受けられます。上限30万円、就農時40歳以下などの条件付き。詳細は下記サイトで確認を。
「栃木県は有機農業の振興に力を入れ、就農支援制度も充実している地域。県の制度も併せて活用してくださいね」と、山本さんからアドバイスも。
新規就農サポート事業(栃木市HP内)
とちぎで農業をはじめよう(栃木県就農サポートについて)

syukaku

関東平野から連なる平坦地。収穫を前に黄金色に輝く田園風景。

「東京からも気軽に観光できる距離ですが、実際に暮らしてこそ、落ち着いた町の味わい、ゆったりとした時の流れを感じることができます。利用しやすいファミリー・サポート・センターなど子育てを支える仕組みが整っているので、特に、子育て世代のご家族に栃木市の暮らしをおすすめします。」と、山本さん。あなたもトチギーノになりませんか。

 

栃木市 空き家バンクの物件をピックアップ!

田舎暮らしにぴったりな物件を、栃木市の空き家バンク「あったか住まいるバンク」より、賃貸と売買から1軒ずつご紹介します。

PICK UP その1 理想の田舎暮らしを実現!広い庭付き一軒家

約220坪の広々とした敷地で、スローライフをはじめませんか? ゆったりとした庭には大きい物置もあり、本格的な菜園に挑戦することも。東北自動車道・佐野SAへ車で15分とアクセスもGood。

No2_gaikan

No2_naikanNo2_madori■売買物件情報
売却価格:150万円
構造:木造平屋建 1970年建築
土地面積:723.60㎡(218.9坪)
延べ床面積:84.05㎡(25.4坪)
設備:電気/有 飲用水/水道
ガス/有、風呂/有、トイレ/くみ取り
駐車スペース:あり(3台まで可)

PICK UP その2 日当たり良好!家賃・広さともにコンパクト

出流ふれあいの森からも近く、自然に囲まれた暮らしが待っています。間取りは2Kながら、納屋と押入れがあるので収納スペースは十分。家賃も安く広さも手頃なので、初めて移住するという方におすすめ。家は古くても水道やガス(プロパン)はしっかり整備されていているので安心ですよ!

No1_gaikan

No1_naikanNo1_madori■賃貸物件情報
賃貸価格:22,000円/月
構造:木造平屋建 1956年建築
土地面積:444.42㎡(134.44坪)
延べ床面積:61.98㎡(18.75坪)
設備:電気/有 飲用水/水道
ガス/プロパン、風呂/有、トイレ/水洗
駐車スペース:別途相談
※入居時に家賃1か月分を別途支払い

※掲載している物件はいずれも2016年1月時点での情報です。
※上記は栃木市の参考物件として掲載しています。
※物件への問い合わせは、栃木市役所都市整備部住宅課まで。

【住まいの相談】
栃木市役所 都市整備部 住宅課 定住促進担当
TEL.0282-21-2451
【移住の相談】
栃木市役所 総合政策部 地域まちづくり課 まちづくり担当
TEL.0282-21-2331
http://www.city.tochigi.lg.jp/

 

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