主婦が働きやすい農業のカタチってなんだろう
18年前から取り組み続けた結果がここにある

farm+bizスタッフ熊谷です。8月30日付の日経新聞でfarm+bizにとっても、うれしい記事を見つけました。紹介されていたのは、20年近く「女性主役の農業」に取り組んできた農業組合法人「モア・ハウス」さん。理事長の大藪佐恵子(おおやぶさえこ)さんへのインタビュー記事が紹介されています。farm+bizとは、今年7月にスタッフの求人を掲載させていただいたご縁がありました(求人募集は終了)。

日経新聞記事

全国的にも有名なきのこの産地、福岡県三潴郡大木町。1997年、地域の主婦たちが共同出資して農事組合法人として「モア・ハウス」設立。ぶなしめじやエノキ茸、エリンギ、しいたけなどのきのことアスパラガスを中心に生産。九州一円、東京に年間320トンも出荷しています。現在、スタッフは18人で女性が14人。女性が主役の職場です。

モアハウスさん集合写真

社名のモアは、オランダ語「モーア」で”母”、英語では”もっと、それ以上”と言う意味。つまり農家の主婦が人生の目標、本当にやりたいことを実現できるような環境を作っていけるよう、「モアハウス」と名付けられました。

記事では、大藪さんの夫の事業が傾いたことをきっかけに、自分が家計を助けるために農業という職に就いた経緯や、女性が主役の農業法人にするために、フレックスタイム(変形労働時間制)をとったことを紹介。実働時間に応じた給与制なら、子どもの学校行事や看病など、急な用事にも気兼ねなく対応しやすいですよね。また離婚を経験した従業員からは、職場と仲間がいたから乗り越えられたとのコメントも。

しめじの栽培室

しめじの栽培室。クリーンで整然とした環境で栽培されているんですね。

求人募集の取材時でも、「今後も設立時の夢を忘れずに、農業で従業員が潤い、『素敵な田舎』の実現に貢献していきたい」との同社スタッフのコメントが思いだされます。農家は力仕事ばかりで男社会という古いイメージがまだまだ残るなか、女性こそ輝ける農業法人を作ったという功績は大きいですよね。政府の「農業女子プロジェクト」が動き出していますが、18年も前から福岡には「女性たちが創る農業」があったということはスゴイことですよね!

記事には、モア・ハウスの女性たちの活躍を視察した男性が、それを機に就農の夢をかなえたという、こぼれ話も。女性が頑張る姿は男性のやる気も引き出すようですヨ~!

農事組合法人モア・ハウス
http://www.morehouse.or.jp/