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“旬のご当地食材”に早くから着目したフランス。オーベルジュは、ミシュランガイドとともに発展

オーベルジュは、グルメ大国フランスで生まれました。起源は中世にまで遡ると言われています。注目されるようになったのは、1926年にミシュランガイドブックの星によるレストランの格付けがスタートしてからです。日本は、やっと時代が昭和に移った頃。フランスでは、徐々に自動車を保有する人が増え、自然豊かな郊外のオーベルジュまで車を走らせ、おいしい食事と宿泊を楽しむ人が増えていきました。

日本のオーベルジュは、遅れること半世紀以上。1986年に東京で名をとどろかせていた伝説のシェフ・勝俣登氏が、箱根に初のオーベルジュをOPENしたのがはじまりとされています。現在、日本オーベルジュ協会に加盟するオーベルジュは全国に38店。それ以外にも、たくさんの人に愛されるオーベルジュが各地にあります。

ジビエ料理に、伝統野菜…。オーベルジュは、旬の食材と風景がごちそう

オーベルジュの魅力は、たくさんあります。宿付きなので、帰る時間や車の運転を気にしないで食事とお酒が楽しめるなど、メリットは数え上げればキリがありません。

魅力の1つ目は、地域ならではの旬の食材を使った料理

ご当地ならではの食材は、郷土料理となっているものも多く、その地方ならではの個性に触れることができます。鹿肉や猪肉などのジビエ料理は、周囲の景色とも相まって、その土地で食べる最高のメインディッシュとなっています。

2つ目は、緑に恵まれたロケーション

土地の風景に溶け込んだオーベルジュは、その場所に到着するまでもがお楽しみのひとつです。都会の喧騒から離れて、田園風景や野菜畑が連なるのを目にしていると、料理への期待も自然に高まります。日本にも、参考にしたいオーベルジュがたくさんあり、東京圏から近いことから信州や伊豆、箱根などに多数点在。露天風呂も付いたオーベルジュもあります。

3つ目は、アットホームなくつろぎ感

店に入る時、まず目に入るのは、ファサード(店舗外装正面)です。店の正面は、その店の顔。そしてアプローチは、期待感が高まるゾーンです。店内の雰囲気をうかがえるバロメーターともいえます。扉を開けるまでのワクワク感と、店内のくつろぎ感がポイントです。オーベルジュの中には、街中に存在するものもあります。それでも窓から見える景色に中庭を配していたり、BGMにこだわったり。心地のよいソファなど、家具や調度品にこだわっているなど、ステータスを感じる空間が魅力です。

百聞は一見にしかず。地元の食材を使った料理と、上質なおもてなしを味わえるオーベルジュは、食通には理想の空間。夏休みはもう目前。この夏は「食」に特化した旅をテーマに、オーベルジュで極上の時間を過ごしてみませんか。美食大国・フランスから始まったオーベルジュ。海外からのツーリストからも日本のオーベルジュに期待が高まっています。

 

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