年末も押し迫ってきました。年末年始のごちそうの用意はもうお済みですか?
今回は、情報も付録もとれとれの食べ物付き情報紙「食べる通信」をご紹介します。食材の作り手である生産者と、読み手の消費をダイレクトにつなげて話題になっていますよ。

震災をきっかけに東北からスタート!

食べる通信1

2014年11月には、その紙面のクオリティの高さも注目され、「東北食べる通信」は日本デザイン振興会のグッドデザイン賞も受賞しました(D4タブロイドサイズ/16ページ建)。

「食べる通信」は、創刊は2013年の会員限定ペーパーマガジン。特集で掲載している農家や漁師の手による食べ物がセットで会員宅に届きます。東日本大震災をきっかけに、被災地の農漁業者と都市部の消費者をつなごうと花巻市のNPO法人東北開墾が「東北食べる通信」を立ち上げたのを機にスタートしました。現在は全国に「食べる通信」が飛び火しています。

「食べる通信」では、その地域の旬の食材をクローズアップ!最初にスタートした「東北食べる通信」では、毎回、独自のこだわりと哲学を持つ生産者に焦点をあて、前半ページは生産の営みから作り手の人生模様までを美しい画像とともに掲載。後半ページには、その食材を使ったレシピなど、読み手にとってすぐに役立つ情報を掲載しています。届く生産物は、家族や友人と一緒に食べることを想定して、2人〜3人前を基準としているのだそう。最近だと、穴子(9月号)里芋(10月号)ハタハタ(11月号)各500gがその号の付録として届けられました。(東北食べる通信/情報紙+食べ物付き 1980円 税・送料込)。

読み手が知りたいリアルな生産現場について丁寧に取材(「東北食べる通信」11月号)。

リアルな生産現場について丁寧に取材(「東北食べる通信」11月号)。

Facebookを通じて生産者さんとダイレクトにつながる

「食べる通信」は、食材付きというコンセプトが斬新で、創刊からわずか4ヶ月で1,000名を超える会員を獲得(「東北食べる通信」)。
「編集部や生産者、読者が、Facebookのグループを通じて交流できるお楽しみもあります。届いた食材で会員さんが力作の料理を公開したり、生産者さんがそれにコメントしたり。農業体験や交流会なども盛んです」と「東北食べる通信」編集長の高橋博之さん話します。

今では生産者と仲良くなった読者が、直接、農作業を手伝いにいくなど自発的な交流も行われるようになっているのだそう。

「食べる通信」の地域シリーズが続々創刊

食べる通信3

「どうやって調理するの」「おすすめの料理は?」などすぐに役立つ情報が満載(「東北食べる通信」11月号)。

日本の生産現場が元気がなくなって久しく、「東北食べる通信」の評判を聞きつけ、全国各地で自分たちの地域でも創刊したいとの声があがりました。現在は、「四国食べる通信」、「東松島食べる通信」、今秋11月には「神奈川食べる通信」「稲花食べる通信 from新潟」も創刊。

来年以降、全国50地域で発行の準備がすすんでいるのだとか。その運営は、本部がすべて仕切るフランチャイズ方式ではなく「リーグ制」という形式。各地域の発行責任者が集まり、全体の運営方針を決めていくスタイルとっています。

「その方が、各地域の特性を生かしたオリジナリティあふれる制作・プロモーションが行われます。各地域が切磋琢磨・情報交換することで、多様性とリーグ全体としての底上げを両立したい。そうした思いで分権的組織を選びました」。

地域を活性化させたい、農業を元気にしたいという方は、ぜひ問い合わせてみませんか。もちろん「ココの生産物が食べた~い」という人は会員の申し込みを。紙面を通じて、消費者、生産者が双方にやりとりし、地図上にはない新しいコミュニティが生まれていますよ。
各地域で料金や発行回数が異なるので、詳細は下記サイトへ直接アクセスを。

■「食べる通信」詳細

東北食べる通信 http://taberu.me/tohoku/
四国食べる通信 http://taberu.me/shikoku/
東松島食べる通信 http://taberu.me/higamatsu/
稲花食べる通信from新潟 http://taberu.me/ineca/
神奈川食べる通信 http://taberukanagawa.tumblr.com/

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