みなさんはメジャーリーグのエンゼルスブレットフィリップス(Brett Maverick Phillips)という野球選手をご存じですか?
2023年1月9日、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスにオリオールズから移籍してきた選手です。
なんとこのブレットフィリップス選手、北海道日本ハムファイターズの元監督トレイ・ヒルマン監督の娘婿なのです。
日本とも縁のありそうなブレットフィリップス選手の魅力に迫ります。
ブレットフィリップスの年俸は?
ブレットフィリップス選手の年俸は契約1年で約120万ドル、日本円で約1億6千万円。
日本のプロ野球選手だと、北海道日本ハムの上沢直之投手や福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手と同じくらいということになります。
ブレットフィリップス選手の最初の所属先はアストロズで、その後いくつかのチームを経てブルワーズに移籍。
そのときの年俸は約50万ドルでした。
その後ロイヤルズやレイズとも契約していますが、年俸は横ばいでした。
今回の120万ドルの契約は、ブレットフィリップス選手にとっても大きな契約といえるでしょう。
ブレットフィリップスの経歴と成績は?
ブレットフィリップスは1994年5月30日にフロリダ州セミノールで生まれました。
右投げ左打ちの外野手で、強肩と俊足が武器の選手です。
セミノール高等学校を卒業後、2012年MLBドラフト6巡目(全体189位)でアストロズから指名されプロ入りします。
その後は傘下のマイナーリーグの1つであるガルフ・コーストリーグ・アストロズでプロデビューを飾ります。
54試合に出場し、打率.251、打点13、盗塁7を記録しました。
しばらくはマイナーリーグでの出場が続き、2015年はブルワーズにも移籍しました。
メジャーデビューは2017年。開幕からAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、その年の6月に「8番・センター」でメジャー初昇格を果たしました。
なおこの試合で初安打も記録しています。
この年の成績は、37試合に出場し、打率.276、本塁打4、打点12、盗塁5を記録。
2018年にはロイヤルズ、2020年にはレイズ、2022年にはオリオールズへと移籍しています。
2020年のレイズ時代には、ワールドシリーズの第4戦で決勝タイムリーを打ちました。
また過去に野手登板したこともあり、レイズ時代は大谷翔平選手との対戦もありました。
そして2023年1月にロサンゼルス・エンゼルスに移籍し現在活躍中です。
なおブレットフィリップス選手は、冒頭でも述べたように北海道日本ハムファイターズの元監督トレイ・ヒルマン監督の娘ブリアナさんと結婚されています。
エンゼルスがフィリップスと契約した2つの理由
ブレットフィリップス選手がエンゼルスに移籍する直前までの成績は、打率.144、本塁打5、盗塁7とあまり良いものではありませんでした。
では、なぜエンゼルスはブレットフィリップス選手と契約したのでしょうか。
理由は2つ考えられます。
理由1:エンゼルスが外野手を探していた
1つ目は、トラウト、ウォード、レンフローと外野手の優秀な人材は揃っているものの、守備固めやレギュラーの休養日の起用ためエンゼルスが4人目の外野手を探していたという点です。
理由2:彼の明るい性格
2つ目は、とても明るい性格で、クラブハウスでの振る舞いはもちろん、自身が登板もこなすことから「俺はアメリカのオオタニだ」と自称するなど、ユーモアあふれるキャラクターだという点です。
実際にエンゼルスでのベンチ内ではすでに存在感を示しています。
今季エンゼルスでは、HRを打った選手に兜を被せる儀式を行っています。
なんとその「兜を被せる」役目がブレットフィリップス選手なのです。
また、大谷翔平選手が休養日のため、トラウト選手がDH、ブレットフィリップス選手がセンターで出場した試合がありました。
その日盗塁を2つ決めたり、HR性の打球をジャンピングキャッチしたりなど、大活躍したフィリップス選手。
試合終了後でのインタビューでは、地元ファンへの感謝の言葉の後、なんと「日本のファンのみなさん、ありがとうございました。」と述べたのです。
地元のファンのみならず、日本のファンの心をも掴む人柄が伝わってきます。
エンゼルスファンのコメント
ブレットフィリップス選手へのファンからのコメントをご紹介します。
インタビューも謙虚で好感度高い、素晴らしい選手ですね。
とすでに日本にもたくさんのフィリップスファンがいます!
早くはフィリップスにこそ兜を被せてあげたいですし、見たいですね!
試合にたくさん出れるように引き続き応援します!