大谷翔平の右肘靭帯損傷!ミナシアンGMの会見と専門家の解析まとめ

エンジェルス・大谷翔平選手が、8/23/23(日本時間24日)レッズ戦ダブルヘッダー1戦目2回戦の途中で降板しました。

理由は右腕の疲労でしたが、1試合目と2試合目の間にMRI検査を行い、右肘のじん帯に損傷があることがわかり、今季残り試合で登板しないことをアナハイムで行われたレッズ戦のダブルヘッダー第2戦後にミナシアンGMが発表しました。

この記事ではミナシアンGMの会見と専門家の解析を紹介します。

大谷翔平の右肘靭帯損傷【ミナシアンGMの会見】

前回降板した際はDHでは出場していましたが、今回は打席で代打を送られたことで球場の観客やファン、テレビで見ているファンもとても心配していました。

私も急なことで心臓がバクバクして放心状態でした。

そんな大勢のファンが心配する中、大谷翔平選手は、ダブルヘッダー第2試合に「2番・DH」で出場し、5打数1安打という成績を残しました。

 2試合後のペリー・ミナシアンGM会見の大谷選手の状況をご紹介します。

「ショウヘイはレッズ戦ダブルヘッダー1試合目の途中で交代し、1試合目と2試合目の間にMRI検査をしました。その結果、右肘じん帯に損傷が見つかりました。

今季はもう投球することはありません。

セカンドオピニオンもうけますが、日々様子を見ていくことになるという状況です。

肘の痛みがあると言ってきたのは今日が初めてだということです。

ミナシアンGMと記者の質疑応答

Q:損傷は肘靭帯の損傷ということですか?


「そうです。損傷の程度や今後の治療方針はまだわからないし、決まっていない。ショウヘイも代理人や関係者と話し合うと思います。

第2戦では打者として出場したし、2018年にも損傷を抱えながらこのような状況でプレーをしていた。

翔平もがっかりしているし、辛いとは思うが、復活できると信じています。」

Q:手術をすることになりそうですか?


「まだ損傷が見つかったばかりだからまだわかりません。」

よくないことが起きましたが、それでも第2試合目に出場したのは翔平がどれだけプレーするのが好きか、チームメイトやエンゼルスを大事に思っているからです。

詳しい情報は今後も得られると思いますが、彼にとっても私たちにも辛い日となりました」

Q:じん帯損傷の状態は?

「まだ分からないです。」

Q:シーズン中、不調の時に何かを疑わなかったのか。

「彼と対話はした。私たちの過去3年にわたる関係はコミュニケーションと信頼によって築かれたものだ。私たちは彼を信頼し、彼は私たちを信頼している。

私たちは彼の言葉を聞く。彼は自身の身体を分かっていて、自分の状況を分かっている。これは今日分かったことだ。どれか1球で起こったのかは分からないが、球速が落ちているのは分かった。残念だが、起こってしまった。復活できると信じている。」

Q:残りのシーズンも打者として出場するのか。

「何を予期すべきかは分からない。日々、彼がどうするか、どう感じるかを見ていく。回復のための時間など、様々な情報が入ってくるだろう。今日、ショウヘイはメディア対応はしない。だから私がここにいる。」

Q:負荷のかかる二刀流は長期視野でもできると思うか?


「選手に制限を設けたくないし、特に彼に対してはそうだ。彼はそれをやり遂げ、活躍できると示してきた。ケガは起こるもので、今季の私たちは通常ではない量の故障を経験してきた。

言い訳はできず、故障はこのゲームの一部だ。プロのアスリートはそういうものだし、特に気概を持ったこのチームの選手たちはその中でも活躍してきた。

彼もバウンスバックし、元の位置に戻るために必要なことをやってくれると思っている」

Q:第2戦に出場する前に、大谷翔平選手はじん帯損傷を知っていたのか。

 「知っていた。試合間に話をした」

Q:その時、大谷翔平選手はどのような様子だった?

「大谷翔平はプロだ。これまで違った反応をする選手も見てきたが、彼は心をかき乱されてはいなかった。
『今夜もプレーしていいのか?今夜もプレーしたい。』と言った。
大谷翔平は精神的に強い。だから彼のようなことができる。彼があのように反応し、プレーしたという事実は凄いことだと思う。」


Q:ニューヨークへの遠征には行くのか?

「まだ起こったばかりだから、これから話し合うし、明日も話しあう。

大谷翔平選手はNYに同行したようです。

まだ、分からないが、大谷翔平がニューヨークに行き、打線に名を連ねても驚きはしない。翔平がどれだけプレーしたいかは分かっている。

しかし、一方でセカンドオピニオンを聞くことも必要だ。すべての情報を得た後、大谷翔平は適切な判断をするだろう。私たちはそれが何であろうとサポートするつもりだ。」

ミナシアンGMの会見まとめ

・第1試合終了後の検査で内ひじの内側側副靭帯損傷が見つかる
・今季の登板なし
・セカンドオピニオンを受け日々様子を見る治療の方針はわからない
・打者としての出場について、今日は出場したが今後はわからない
・専門家の解説

大谷翔平選手の状態専門家の意見

【大谷翔平選手の状態】

大谷翔平選手は5年前に靭帯損傷でトミージョン手術を受けたましたが、今回もその時と同じ怪我だと思っていいと思う。

ということでした。

じん帯は上腕骨肘より上にある骨と尺骨(肘〜手首)の骨を結ぶヒモのようなもの。

じん帯損傷には部分損傷という軽いものと、完全損傷という重いものの2つがあります。

今回の大谷選手の症状は、本人痛みはないということや降板した後2試合目にDHで5打席出場していることを考えると、部分損傷ではないかと思われる。

完全断裂が急性に起きたとしたら普通は打者として出ないのではないかと考えられるので、大谷選手は軽いものの可能性が高いのでは?

部分損傷であれば手術をしないという選択肢もあります。

また、大谷選手は疲労が溜まりすぎた可能性がある。

疲労は下半身にたまるので疲労がたまると微妙にフォームが崩れ肘の靭帯に負担がかかることにつながる。

ということもあるようです。

また、この日NHK BSでMLB放送の中継の解説していた岩村さん曰く、「完全損傷の選手を見てきたが、肘が動かせないという人が多く、大谷選手はグラブを持つこともできてるので軽いのではないかという見解ですし、そうであって欲しいと思っている。」

とコメントをしていました。

治療方法について

部分損傷の場合:PRP療法 単結晶版血小板治療 メスを入れる必要はない

投手として:保存的治療軽いものであれば来年のシーズン中には投手として復帰できる可能性も。

打者として:このまま出続けられる可能性も十分ある。

完全損傷の場合:トミージョン手術(靭帯再建術)

【もう一度トミージョン手術をした場合の復帰】
1回目ののトミージョン手術よりも1.5倍ぐらい長く復帰があるという報告もあるので、2025年になるかもしれない。

復帰する選手は10%位ほどだそうです。

【打者として】
前回の手術は2018年の10月に手術を受け5月に復帰なので、7ヶ月かかった。

打者としてバットスイングする時にじん帯にかかる影響はある?

少なからず影響はあるようです。

バットのスイングで肘を返す時に持っていかれ、靭帯に負担がかかる。

しかし、大谷選手の打撃はアッパースイング気味で、上の方に腕を抜くので人体への負担は少ないように思うとのこと。

引用:ベースボール&スポーツクリニック馬見塚尚孝医師の見解

 

 

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